34 -終わった恋の記憶-


[1]Monica Android

実体験をもとに小説風に記憶を書き綴っていきます。
暇つぶしがてら読んでやってください。

20/06/10 1:47
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[7]Monica Android

【6話】

妹ちゃん【やっさんってどんな人?】
ユカ【"おでこ"であんま顔覚えてないwなんしかハゲw】
妹ちゃん【ハゲてんの?何歳w】
ユカ【たしか40前とか言ってた…まぁでもすごい人当たりの良い人ってか…害はない!笑】
妹ちゃん【害がないの大事だね!!笑】
*****
この当時お互いに【害のある職場の人】に悩まされていたので"害の有無"が二人の中で非常に重要視されている時期でした。
*****
私の数少ない恋愛経験上どうしても克服する事が出来ない大きな悩みがある。
いつからだろう…気が付けばそうなっていてこの悩みをずっと抱え続けてきた。
それは…
【素敵だと思う男性の前では素の自分が出せない】
と言うこと。
本当はおしゃべりだし女芸人気質なのに、どうも素敵だと思う男性の前では無口になって大した事も話せずしょうもない女に成り下がってしまう。
その反面眼中にない人の前では素の自分をさらけ出す事が出来るからか、そういう男性から告白される事が今までも何度かあった。
昔は若かったし告白はお断りして来たけれど、ふと【あの時にもっと彼の内面を見ていたら好きになれていたのかな】とか【もし彼と付き合っていたら今頃は…】等と無限ループに陥る。

やっさんの印象は【ハゲてる優しそうな笑って話を聞いてくれるお酒を同じペースで飲める人】だった為初対面から弾丸トークで素の自分をさらけ出せていた。
もちろん友達の彼氏に興味は皆無なので、この新年会は【美味しいお酒と料理をつまみながら楽しく喋る会】だと認識しており、特に何の緊張感を持つ事もなく妹ちゃんと予定より遅い出発で709のトラム(路面電車)に乗り込みKさんの家へと向かったのでした。

20/06/13 15:01
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[6]Monica Android

【5話】

新年が明けてすぐクリスマスムード一色だったドイツにも日常が戻ってきました。
クリスマスは恋人や友達と過ごし、新年を迎えるお正月を家族と過ごすのが日本の習慣ですが、ドイツではクリスマスの方が重要視されているので11月に入った頃から街全体がソワソワし始め町中にはクリスマスマーケットが開かれ、ショーウィンドウにはギフトセットや素敵なクリスマスのオブジェが所狭しと陳列され、
通常なら購入しないガラクタさえもキラキラとした物と勘違いしてしまい見境なしに購入してしまうという魔のクリスマスマジックに陥る月間となります。

そしてクリスマスの一週間ぐらい前から皆一様に休暇を取り実家に帰って長いクリスマス休暇を家族と過ごし、そして新年を迎える瞬間には恋人や友達と楽しく過ごす。
そして1月2日が日曜日でない限り何の変哲もない平日と認識され町は動き出します。
日本人からすれば【お正月ぐらいゆっくりさせてよ!!せめて三が日だけでも!!】となるのですがドイツ人にとって重要なのはクリスマスなので12月25、26日が祝日扱いされ、1月2日からは通常の平日扱いになります。
それ故私が働いている美容室もドイツ式で1月2日から通常営業開始。
妹ちゃんは日本のパン屋さんで働いていたのですが、そこもドイツ式なので2日から営業開始。
ただ妹ちゃんは有給休暇を利用して一時帰国していたので新年が明けて数日後から出勤開始。

それぞれに新年の生活が落ち着きを取り戻した頃に【今週末Kさん家で新年会しよう】と言う話が決まり2週間少しぶりぐらいに私もKさん&やっさんに再会する事となりました。

20/06/12 4:34
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[5]Monica Android

【4話】

私達が居住地として選んだ町はリトルTOKYOと呼ばれ、日本の他にも韓国や中国タイ等の多国籍な人種が集いアジアの文化が濃く根付いているヨーロッパでも珍しい地域です。
日本食レストラン、居酒屋、日本食スーパー、日本のケーキ屋さんやパン屋さん、美容室、エステサロンや病院各種。
ここの地域は日本語だけで生活出来ちゃうドイツだけど日本と言っても過言ではない場所。

それ故にドイツ語が話せなくても仕事が容易に見つかるのがこの地域ならではの特徴です。

でも渡航後私達は【せっかくだからドイツ語勉強しちゃおう♪】とノリで月-金で毎日4時間も授業があるかなり本格的な語学学校のコースを受講。
何故そのコースかと言うと、私達は以前の英語の留学時に遊んでばかりで真剣に勉強をしなかった事を心底悔やんでいたから。
だから基礎知識が一つもないドイツ語に関しては【やるからには真剣に基礎からしっかり勉強しよ!】と言う共通の考えから。

結果的にあの地獄の様な4ヶ月の語学学校が今の仕事にも役立っているし、その時に出来た友達が唯一と言って良い程数少ない職場以外の心の拠り所となっているのであの選択は間違いではなかったのだと胸を張って言う事が出来る今日この頃です。

20/06/10 23:32
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[4]Monica Android

【3話】

私がドイツに来たきっかけは妹ちゃんが【ゆか姉まだギリホリ行けるっしょ?ワーホリで一緒にドイツ行こうよ!ビール安くて美味しくてイケメンだらけらしいよ!!】と誘ってきたからだった。

その誘いを受けた時私は美容専門学校からの友達で現地の人と結婚したキキに【You来ちゃいなよ】とノリで誘われ、日本で4年程務めていた会社を辞めてノリでオーストラリアへ行きワーホリビザでシドニーに滞在し【年齢的にも最後だしせっかくだからニュージーランドのワーホリもしておこうかな…】と考えている時だった。

【ねぇユカ姉!!羊と戯れてる場合じゃないって!!ビール&イケメンと戯れにドイツに行こうよぉ!!美味しいビールが待ってるんだよぉ!?】
と猛烈なお誘いと魅力的なワード達に手招きされてこんな不純な動機がきっかけで来独する事になったのであった。

20/06/10 23:20
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[3]Monica Android

【2話】

指定された居酒屋に向かうと細身でメガネをかけた男性とビールを飲みながら談笑しているKさんを発見。
ユカ【お待たせ!初めましてユカです】
?【どうも安村と言います。】
Kさん【ゆか姉ビール?】
ユカ【うん!でも大で!】
Kさん【存じ上げております(笑)やっさんもビールにします?】
安村【あぁ…そうだね!】

*****

Kさんとやっさん(安村)は元々レストランの店員と常連客という関係のようでやっさんはドイツに来て4年が経つ事、郊外の閑静な住宅街に建つ小さな日本食レストランで料理人をしている事、お酒は好きで何でも飲める事等を教えてくれた。
年齢は38歳で私よりも5つ年上。
年齢の割におでこがかなり侵略されている。
人当たりは良く聞き上手で、ちょっとの事で笑ってくれるので関西出身の私としては話し甲斐があり【良い友達できた♪】と内心喜んでいるのでした。
*****
ドイツにある日本食レストランや居酒屋はあまり営業を頑張らない。
いやそういう規制があるのだろうか?
だいたいが23時頃には閉店する。
19時頃から飲み始めた3人も気付けば閉店の時間になっていた。
こういう時に当たり前の様に深夜まで営業してくれている日本の飲食店に対し深く感謝をする。
日本なら閉店間際にお決まりのあの曲が流れたりやんわりと閉店を促してくれたりするのが常だがここはドイツである。
そんな気の利いた接客は存在せず例によって3人も強制的にお会計をさせられ追い出され行き場を失い、渋々解散する事になった。
Kさん【また妹ちゃん戻ってきたら新年会しよう♪】
安村【良いですね♪】
ユカ【そうしよ♪じゃぁ良いお年を!】
こうしてそれぞれに家路に着いたのでした。

20/06/10 17:41
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[2]Monica Android

【1話】

ドイツの厳しい冬が始まりを告げたとある年末。
私がその当時シェアハウスをしていた妹ちゃんの彼氏Kさんの突然の飲みの誘いがあった日に私は"今の元カレ"と出会った。

妹ちゃんは【年末は家族と過ごす!】と言い残し日本へ一時帰国中。
妹ちゃんは小顔で意志の強そうなきりっとした大きな目にすらっと鼻筋の通った高い鼻、口紅の映えるチャームポイントの口を兼ね備えている誰が見ても可愛い女のコで、私とは8つも歳が離れている本当の妹の様な存在。

そんな妹ちゃんがお付き合いをしていたKさんは某大手企業M社の駐在員。

彼からの熱烈なアピールに根負けして【友達としては楽しく過ごせるんだから男性としても好きになれるかもしれない】と期待を込めてお付き合いを開始。

まぁ…しばらくして妹ちゃんの誕生日プレゼントとして【部屋からオーロラが観れる一泊800ユーロ程もする高級ホテルを予約した!】と聞かされ【絶対にプロポーズされるじゃん!まだ無理なんだけど!てか彼と結婚とか無理!想像出来ない!】と言って大勢の人がビール片手に賑わうビアホールの一角で高級オーロラホテルのキャンセル料を差し出し別れを告げた妹ちゃん。

駐在員のKさは頭の回転も早く物知りで会話も楽しいし、色んな人に気も使えて尊敬する所もたくさんあったけど、週末のビアホールで約2時間人目をはばからず泣き続けられたらさすがにひいた、、、辛かった、、、との事。

まぁ…そんな出来事があるのはまだもう少し先の話なので私が"今の元カレ"と出会った頃のKさんは妹ちゃんとの気持ちの温度差に気付かぬまま【自分達に続けぇ!】と言わんばかりに私と"今の元カレ"を合わせる飲み会をセッティングしてくれたのでした。

20/06/10 1:48
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